マーケター1年生の備忘録。

マーケターとして日々学んだことをアウトプットします

明日から即実行できる!「プロマネ」仕事術を読んで印象に残った2つの言葉

夏以降全然読書できない体質になってしまったんだけど、最近は少しずつ回復してきたのでちょくちょく読んでます。本日読んだのはこの本。

 

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この本は、著者の三木さんがSoftbankのプロジェクトマネージャー時代に学んだことが書かれています。プロジェクトマネージャーとしてやってはいけないことだったり、絶対に抑えておかなければならないポイントやプロジェクトを上手く進めるコツなどが書かれています。Softbankは大企業なので、中小企業ではそのフローはないかな?という箇所もいくつかありましたが、それでも参考になると思います。プロジェクトマネージャーはもちろん、それ以外の人にもオススメです。

 

その中でも特に印象的だった2つの言葉を紹介したいと思います。

 

分からないことをそのままにしない

めちゃくちゃ基本的なことですが、これが一番大切だったりします。上から飛んで来る指示って日々たくさんあると思います。内容を理解しないまま進めるとあとで必ず失敗しますよね。僕もあまり理解しないまま仕事をすることで後で叱られた経験があります。かと言って何でもかんでも確認をしてしまうと、「自分で考える力がない」と思われてしまう可能性があるので、それもオススメはしません。しかし、間違えそうな箇所やもしかしたら上司と自分とで認識が間違っているかも?と思う様なことがあれば、絶対に事前に確認しましょう。ある程度職歴がある場合、確認ばかりしてしまうとまずいかもしれませんが、新人の場合はそんな風には思われません。積極的に質問をして仕事内容を確認することをオススメします。またある程度職歴のある場合でも、絶対に確認しましょう。先に聞いても後に聞いても叱られるなら、先に叱られる方を選ぶ方がその仕事はうまくいきます。自分を守って後回しにしてしまう気持ちも分かりますが、プロジェクトのことを優先しましょう。

 

ちなみに僕の場合、ちょっと聞きにくいことを確認する場合は、上司と雑談をしているときに仕事の話を間に挟んで聞いたりします。その時は上司も機嫌よく雑談をしていたりするので、基本的な質問をしたとしても嫌な顔をされることはありません。ちょっとしたコツですね。

 

「推進する人」だけでなく「止める人」も必要

著者の三木さんは、孫さんからむちゃぶりをされることが多くあったようです。そしてどうしても無理な注文をされた場合は、孫さんときちんと向き合い、ちゃんと説明をした上で現状では難しいです。と答えたそう。そしてその説明がポイントで、当然忙しいから無理ですと言ったところで孫さんはもちろん他の社長さんでも納得してくれるはずがありません。重要なのは、「品質」「コスト」「納期」。この3つを踏まえた上で、例えばプロジェクト内容を大幅変更する場合、今の予算では足りないから予算追加をして欲しいなのか、もしくは納期がこのままでは間に合わないから延長してほしいなのか、また品質はどこまでこだわるのか?を確認して孫さんに掛け合います。そして次の行動に移すのです。

 

ここでプロジェクトマネージャーが一番やっていはいけないことが、なにも考慮することなく、「はい、やります」と返事をすることです。そうすると現場のメンバーからの信頼がなくなり、そのプロジェクトの成功が一層遠のいてしまいます。

 

その他印象に残った言葉

  • 全損リスクは絶対に取らない
  • ある市場で成功したモデルであれば、別の市場でも成功する確率は高い。少なくともゼロから考えたモデルで勝負にかけるより、圧倒的に確率は高い
  • 重大なリスクを抱えたまま、意思決定をすべきではない
  • お金のことなんかどうでもいいから、その商品を買わせてくれというユーザーを見つけることが大切

ユーザーは決済直前に何を考えているのか?を考えてみる

みなさん同じだと思うんですが、アプリを運営する中でなかなか課金率が上がらないなーとか、AEPPUが上がらないなーという悩みを抱えていると思うんですね。もちろん僕も同じです。そこで、ユーザーは決済直前に何を考えているのか?決済する人は何を考えているのか、決済しない人は何を考えているのか?を猛烈に妄想してみることにしました。

 

「モノを買う」には3種類ある

僕は、「モノを買う」には3種類あると思っています。一つは、どうしても必要なものを購入する場合。どうしても必要なものとは例えば、食材だったりシャンプーだったり洗剤だったりといった生活にどうしても必要なもののことです。そして二つ目は、洋服や車といったすでに持っているがもっといいものが欲しいという欲求のもと購入する贅沢品。三つ目が映画やキャンプ、ゲームといった新しい体験や経験を求めて購入する品です。

人間はこの3種類の買い物をする時に無意識に思考を働かせていると思っています。

 

生活必需品を購入する時に何を考えているか?

生活必需品を購入する場合は、買うことが前提なので「買うか、買わないか」はあまり考えずに購入していると思います。例えばスーパーで人参を買う時に損するかな?得するかな?騙されないかな?とか考えないですよね?考えるのは購入した後、どう調理するかだと思います。

 

贅沢品を購入する時に何を考えているか?

例えば僕の場合、よくゾゾタウンで洋服を物色しているのですが、その時に考えるのは「その服を着用している自分がイケているかどうか」です。徹底的に他者目線になり(例えば友達だったり女の子だったり)、僕がその洋服を着ているのを想像してカッコいいかどうかを見極めます。そして完全にイケてる!そして価格に納得した場合のみ購入することにしています。ここに関しては他にたくさん理由がありそうですが、カッコいいかどうか、女性の場合は可愛いかどうか?が思考のメインになると思っています。

 

体験や経験を購入する場合

僕が運営するサービスもここに該当します。ライブチャットサービスを通してコミュニケーションを提供しています。さて体験や経験を購入する場合ですが、ここに限っては「損するかどうか」と「楽しんでいる自分の未来イメージ」が思考のメインになると考えています。この二つを比較して、楽しんでいる未来イメージが勝つと商品を購入し、負けると購入しない。という選択を取っていると思います。

 

当然のことではありますが、ユーザーがアプリをインストールしアプリを回遊する中で楽しんでいる未来イメージが与えることができるように工夫をすることで課金率の改善やAEPPU改善に繋がるはずです。

 

ユーザーはプッシュ通知に疲れている?プッシュ通知を許可してもらうための工夫について考えてみる

プッシュ通知ってアプリ運営をするにあたってもっとも重要な要素の一つですよね。そしてユーザーがアプリのプッシュ通知を許可してくれなかったら、重要なお知らせを通知することができませんし、アプリの旨味を伝えることもできません。要するに通知を許可してもらえないことで、継続的に利用してもらうことはほぼ不可能と言っても過言ではないと思います。僕も日々アプリを運営する中で、どんなプッシュ通知が有効なんだろう?とばかり考えていたのですが、そもそも通知を許可されなかったら無意味じゃね?と思い、プッシュ通知を許可してもらうための工夫について考えてみることにしました。

 

登録直後にポップアップを出すのはもう時代遅れ

よくありがちなのが、インストールが終わりハンドルネームなどの情報を入力した直後にポップアップを表示するパターンです。自然な流れっちゃ自然な流れだとは思いますが、プッシュ通知疲れをしているユーザーはよっぽどそのサービスのファン、もしくはそのサービスのことを熟知している場合ではない限り、ここで通知を許可することはないと思います。

 

どんな情報を受け取ることができるのかイメージできない

ユーザーがプッシュ通知を許可しない理由として、どんなプッシュ通知が来るのかイメージできない。というのが挙げられます。例えばWEBのECサイトでショッピングをした後に、「ニュースを受け取りますか?」というラジオボタンにチェックを入れる項目があると思いますが、これほとんどの人がチェックしないと思うんですよね。どんな情報が来るのか分からないし、メールボックスが汚れる可能性があるし、嫌ですよね笑。基本的にはこれと同じだと思うんです。

 

じゃあどうするか?

重要なのは以下の2つだと思います。

  • 通知を許可させるタイミングを工夫する
  • 許可させる際の文言を工夫する

 

通知を許可させるタイミングを工夫する

タイミングは一番重要だと思っています。弊社運営のライブチャットアプリを参考に説明しますね。僕が運営するライブチャットアプリもインストール直後にプッシュ通知を許可するポップアップを出していました。しかし許諾率は約40%と思ったよりも低い、、、そこで今後以下タイミングに変更する予定です。

 

  • お相手にメッセージを送信した後
  • ユーザー一覧を3回スクロールした後
  • ユーザーをお気に入り登録した後

ユーザーが何かしらの行動をした後に、ポップアップを表示させようと思っています。特に「メッセージを送信した後」に関しては一番効果があると思っていて、やっぱり気になる女の子からの返信って1秒たりとも見逃したくないと思うんです。できるだけ早く返信したいと思うんですね。

 

許可させる際の文言を工夫する

デフォルトのポップアップの文言って何が書いているかって覚えている人ほとんどいないと思います。それくらい印象にないんですね。なのでここも工夫の余地があります。例えば、上記の続きですが、お相手にメッセージを送信した後に表示するポップアップでは、「〇〇さんからの返信を通知する」という内容にする予定です。具体的にどんな内容の通知かが事前に分かれば、そしてそれがユーザーにとって有益な情報であればプッシュ通知は受け取ると思うんです。

 

簡単に説明をしましたが、このプッシュ通知を許可してもらうためには、ユーザー心理を深く追求することで、意外と簡単に解決する問題だと思っています。まだインストール直後にポップアップを表示している方は、ぜひ工夫してみてください。