マーケター1年生の備忘録。

マーケターとして日々学んだことをアウトプットします

7日目継続率が20%とかマジで夢のような話だな

growthhackjournal.com

 

アプリの7日目継続率が20%を超えるとかにわかに信じがたいですよね。笑

まあ、なかなかハードルが高いミッションだと思います。ちなみに僕が運営するアプリの7日目継続率は約7%と20%には遠く及びません...ちなみに全世界にある300万〜400万あるアプリのTOP5000に入るようなアプリはすべて7日目継続率が20%を超えているそうです。

 

さてブラウザアプリ「smooz」(ブラウザアプリ)はどんな施策を行ったのでしょうか?僕が日々運営しているライブチャットアプリとも比較しながら見ていきたいと思います。

 

リリース前はオンボーディングなし

今では7日目継続率が20%を超えるアプリもリリース前は、オンボーディングについて何も対策をしていなかったようです。ちなみにオンボーディングとは、チュートリアルなどのようにアプリについて簡単に説明をするなど、アプリに「慣れさせる」ための体験のことです。

 

ちなみに僕が運営するライブチャットアプリには、オンボーディング施策は導入されていません...実装予定はあるのですが、現バージョンでは導入されておらず、記事読みながらドキッとしたところです。笑

 

導入予定なのは「遊びかたページ」なるもので、アプリ登録直後に簡単に楽しみ方を説明するような施策となります。しかし、横スクロールで簡単にスキップできてしまうものでもあるので、ユーザーにとって適切なオンボーディング体験になるかと言われるとちょっと疑問です。

 

チュートリアルとかもそうですけど、これって結構難しい問題ですよね。きちんと説明しなきゃと思って、しっかりとしたチュートリアルを用意しても意外と見られなかったり、作らなかったら作らなかったりで継続率やDAUが低いままだったりするので。このあたりはもう少し研究が必要そうです。

 

アプリの使い方は徐々に伝える 

使い方をビデオで説明するのではなく、アプリを実際に触りながら説明していくスタイルに変更することで、7日目継続率が10%まで改善されたそうです。やっぱり絶対に使ってほしい機能についてはユーザーに説明したいですよね。情報を一気に提供するのではなく、少しずつ小出しにすることでスキップされることなく伝えることができそうです。

 

タブの消しかたを修正することで継続率が15%に

タブの消しかたを変更することで7日目継続率が15%まで伸びたそうです。たった一つの改善で数字が5%も改善されるってすごいことですよね。こういう事例ってったまに聞くのですが、見つけるまでが大変ですよね。smoozはカスタマーサポートやTwitterからのフィードバッグからタブの改善にたどり着いたそうです。

 

ユーザーの声が大切っていうのは分かっているけれど、スルーしがちなんですよね。日々の業務に忙殺され、優先度が落ちてしまいがちです。僕が運営するアプリもユーザーの声に改善のヒントが隠されている可能性があります。今まで以上に注視してみたいと思います。

 

アプリのコンセプトを伝えつつフレキシブルなオンボーディング体験へ 

  • アプリのコンセプトを伝えるために紙芝居を追加
  • 好きな単語で検索できる
  • ガイドの途中で中断しても、途中から再開できる 

 

上記、3つの施策を行うことで7日目継続率が20%を達成したそうです。この3つの施策の中で僕が一番注目したのが、「アプリコンセプト」について。女の子とチャットができるアプリって、検索したら分かると思うんですが、めちゃくちゃくたくさんあるんですね。そしてパッと見はもちろん、アプリをインストールしてみても違いがよく分からないんです。なので、僕たちのアプリは他のアプリとは違うんだというのを感じてもらうためにも、アプリコンセプトをユーザーに提示するのは重要なことなんじゃないかと思いました。

 

その他記事の中で気になったこと

  • 継続率が改善されると、アプリの高評価につながった
  • 「仮説→実行→答え合わせ→仮説」このサイクルをいかに早く回せるかが一番大事
  • ユーザーからのフィードバックはチャットで集める
  • ユーザーは早くアプリに触りたいと思っているので、その気持ちを優先しつつ、適切なタイミングで手を差し伸べることが大切

 

これからやってみたいと思ったこと

この記事を読んでやってみようと思ったことが2つあります。1つは今まで以上にユーザーの声を聞いてみるということ。具体的には問い合わせ内容を自分も見るようにする。(今までは基本的にカスタマーチームに任せっきり)2つ目は世の中にある有名なアプリをもっと触ること。記事にもあった通り、全世界のアプリの上位5000は7日目継続率が20%を超えています。そしてきっと他の数字についても圧倒的に高いと思うんです。またその中には上位アプリならでは共通点があると思っています。もちろんアプリの性質によっては合う合わないがあるとは思いますが、改善のためのヒントになると思っているので、やってみたいと思います。