「売っているのは服ではない」西野コンサルで明かしたFR2のブランディング戦略
先日放送されていた西野コンサルにFR2の石川さんが出演されていました。FR2は僕自身も大好きなファッションブランドで日常的に着用しています。番組内でFR2の看板であるスモーキングキルズ(Smoking Kills)がどうやって有名になったのか?が紹介されていたので、備忘録としてまとめたいと思います。
スモーキングキルズ(Smoking Kills)とは?
スモーキングキルズ(Smoking Kills)はFR2というファッションブランドの中でもっとも認知度が高いロゴです。スモーキングキルズ(Smoking Kills)のロゴが入っているTシャツやパーカーが販売されれば常に即完売。日本では(海外もかな?)なかなか手に入れることができません。メルカリで売っているものを見ても定価の1.5倍~2倍で出品されており、価値の高さが伺えます。
なぜスモーキングキルズ(Smoking Kills)なのか?
写真中心の世の中になった今、インスタグラムにアップされる男性の自撮りに、度々タバコを吸っている様子がアップされているところにヒントを得た石川さん。スモーキングキルズ(Smoking Kills)というロゴを使うことでTシャツを来てタバコを吸う男性がインスタグラムに自撮りをアップしてくれるのでは?という読みがあったようです。(石川さん自身はタバコを吸う男性の自撮りには良い印象を持たれていないみたいですが笑)
石川さんはすぐにスモーキングキルズの商標を確認。誰も権利を持っていないことがわかるとすぐに商品展開に行動を移しました。
広告費は無料
FR2の何がすごいって広告費をまったく掛けていないところ。ユーザーへの訴求は全てInstagramで行っています。公式アカウント(@fxxkingrabbits) を除いてみると、美女が商品を着用している画像もありますが、目を引くのはなんと言ってもヌード画像。女性の画像はやはり効果がいいみたいです。
ちなみにヌードを撮影して欲しいという依頼が殺到しているらしく、モデルにはまったく困っていないのだとか
FR2の知名度が爆発的に上がった要因もやはりInstagram。ある日海外の有名人(Instagramのフォロワーが800万人)がFR2を着用した画像をアップし、それが原因で爆発的にヒット。スペイン語の問い合わせがめちゃくちゃ増えたのだとか。(笑)
日本よりも海外で売れることを優先
石川さんが度々発信をしているのが海外展開。日本よりも海外での販売に力を入れているそうです。僕もよくInstagramでの投稿をチェックしているのですが、海外でのポップアップショップは大盛況。開店前からお客さんが並びまくっています。しかもどの国に行っても大人気。なぜ海外を優先したかというと、海外でバカ売れするとその影響で日本も売れるから。特に日本人は海外で売れてるものが好き。
「売っているのは服ではない」アートを売っている
番組内で石川さんが発言していた「アートを売っている」というのもポイントだなと個人的に感じました。FR2の商品を見てみると、社会的・政治的に話題になったものをモチーフにしています。例えばトランプと金正恩の会談だったり、最近でいうと渋谷のハロウィン(軽トラ倒すやつ)だったり、ウーマンラッシュアワー村本さんの「お前のことだ―」だったり。やっていることは画家のバンクシーに似たものを感じます。世の中の問題や人々の怒りを身にまとうことで、「社会の一員になっていることを疑似体験したい」という欲求が人間にはあるような気がしていて、それが売れる要因になっている気がします。
FR2がブレイクするまでにやったことまとめ
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※R18
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